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生物 / 真核生物 / 植物界 / 紅色植物門 / ウシケノリ綱 / ウシケノリ目 / ウシケノリ科
Dione
Minerva
Pseudobangia
Bangia(ウシケノリ属)
Porphyra(アマノリ属)
※点線は多系統群である可能性が高いもの
References
  • Müller, K.M., Cannone, J.J. & Sheath, R.G. (2005) A molecular phylogenetic analysis of the Bangiales (Rhodophyta) and description of a new genus and species, Pseudobangia kaycoleia. Phycologia 44: 146-155.

糸状または膜状の単純な体制をもった多細胞性の紅色植物。多くは沿岸域に生育するが、河川にすむ種もいる。Porphyra(アマノリ属)は食用として極めて重要な海藻であり、広く栽培されている。

細胞は星形の葉緑体を1〜数個もつ。ゴルジ体シス面はミトコンドリアに面している。配偶体の細胞壁はβ-1,4-マンナンを、胞子体の細胞壁はβ-1,3-キシランをそれぞれ主成分とする。 配偶体に形成された卵(造果器)は不動精子と受精した後に果胞子を形成し、果胞子は発芽して胞子体(コンコセリス期)となる。胞子体は減数分裂によって殻胞子を形成し、これが配偶体へと成長する。また配偶体は単胞子を形成して無性生殖も行う。


マルバアマノリ
Rhodophyta