業務題目:

ゼブラフィッシュの収集・保存及び提供体制の整備

中核機関メンバー:

(所属)理化学研究所 脳神経科学研究センター 
(氏名)岡本 仁、吉原 良浩、久保 郁

人を含めた多くの動物で全ゲノムの配列が明らかになりつつあり、遺伝子の転写部位に関してはおおよそ予測がつく時代を迎えつつあります。しかしながら、個々の遺伝子産物が複雑な生命現象のなかでどのような機能を担うのかという問題を解明するためには、生命現象との対応を調べる必要があり、ゲノム配列から予測される遺伝子とその機能を迅速に対応づけるシステムを確立することが急務となっています。脊椎動物の全遺伝子のうち大多数が脳で発現しているといわれていますが、これまでに機能がわかっているものはむしろわずかにすぎません。
我々は、脳を構成する神経細胞が分化し神経回路を形成する過程に関与する遺伝子を系統的に同定するために、ゼブラフィッシュを用いて神経回路網(特に運動神経)の形成に異常を持つ突然変異体の大規模スクリーニングをおこないました。
本プロジェクトでは、そのスクリーニングの結果既に得られた突然変異の系統を確立し、今後の神経発生生物学の研究に役立てます。