ヒトES細胞の分配について

ES細胞株 KhES-1, KhES-2, KhES-3

ヒトES細胞株 KhES-1, KhES-2, KhES-3 はいずれも形態的、分子生物学的に非常に似かよった性質を示す。また分化能も同等であると考えられる。
いずれの株も適切な条件下で培養することで長期間にわたり安定に維持できる。

1. 細胞の形態

ヒトES細胞はほぼ単層の扁平なコロニーをつくる。細胞間の境界はあまり明瞭でなく、密集したコロニーではほとんど見えないこともある。細胞質は少なく明るい核内に核小体が明瞭に認められる。

2.未分化マーカーの発現
未分化マーカーの発現

樹立したES細胞ではアルカリ性フォスファターゼ(ALP)、SSEA-3および4、TRA-1-60及び81の発現が認められた。またNanogOct-3/4、Rex-1の発現がRT-PCRにより確認された。

3. 分化能

神経細胞への分化

分化能 (拡大画像へ)

分化能(神経細胞への分化)
分化能 分化能 分化能 分化能

ES細胞はin vitroで神経細胞、色素細胞などに分化した。またテラトーマを作成
したところ、これらのほかに筋肉、軟骨、消化管様上皮などの分化が認められた。

4. 核型

Gバンド法による核型分析。
KhES-1,KhES-2 は正常2倍体で雌の、 KhES-3 は同じく正常2倍体で雄の核型を持つ。いずれの株も1年以上正常な核型を維持し、 KhES-1 細胞について2年以上継代維持を行ったものについても正常な核型を保持していること明らかにされている。


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